JavaScriptでなれない業務をデバックしよう
今回はJavaScriptのデバッグについて、初心者でも分かりやすいようにまとめます。普段は簡単なスクリプトしか書かない方や、業務で突然JavaScriptの修正や調査を任された方にも役立つ内容です。
よくあるJavaScriptの業務例
例えば、jspやhtmlファイルでIDやclassを使ってスタイルを変更する処理はよく見かけます。実際のソース例を見てみましょう。
HTML例:ボタンのクリックでスタイル変更
<!-- xxxxx.html -->
<button onclick="changeStyle()">スタイル変更</button>
<div class="target">ここが変わります</div>
JavaScript例
function changeStyle() {
// class名で要素を取得
var elems = document.getElementsByClassName('target');
// 取得した要素のスタイルを変更
for (var i = 0; i < elems.length; i++) {
elems[i].style.backgroundColor = 'yellow';
elems[i].style.fontWeight = 'bold';
}
}
このような処理は、モック作成や簡単なUI改善などでよく使われます。
デバッグの基本:ブラウザ開発者ツールを使う
- F12キーで開発者ツール(DevTools)を開く
- 「Sources」タブでJavaScriptのソースを確認
- 関数名や行番号の左側をクリックしてブレークポイントを設定
- ボタンをクリックしてイベントを発火し、ブレークポイントで処理を止める
- 変数の値やthisの中身、コールスタックを確認できる
ブレークポイントの張り方や、変数ウォッチ、ステップ実行(F10/F11)などは、慣れておくと業務効率が大きく向上します。
デバッグのコツ・よくあるトラブル
- console.log()で値を出力して動作確認
- 変数のスコープ(グローバル・ローカル)に注意
- キャッシュが効いている場合はCtrl+F5でリロード
- エラーが出た場合は「Console」タブで詳細を確認
- 複数の同名関数やイベントバインドの重複に注意
まとめ
JavaScriptのデバッグは、ブラウザの開発者ツールを活用することで効率的に行えます。まずはF12キーから始めて、ブレークポイントやconsole.log()を使いこなしてみましょう。業務で突然JavaScriptの調査や修正を任された時も、落ち着いて一つずつ動作を確認することが大切です。
もし分からないことやつまずいたことがあれば、コメント欄で質問していただければアドバイスします。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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