システムエンジニア必須Excel術|XLOOKUPで効率アップ!VLOOKUPとの違いも解説
とてぃです。
システムエンジニアの業務で欠かせないExcelスキルの中でも、最新のXLOOKUP関数は、従来のVLOOKUPよりも圧倒的に便利でおすすめです。設計書作成やテストデータ生成など、日々の業務効率を劇的に向上させるXLOOKUPの使い方を中心に、VLOOKUPとの違いも解説します。
まずはXLOOKUPを使おう!
従来のVLOOKUPは右方向検索しかできず、列番号の指定やエラー処理も手間でした。
最新のXLOOKUPは左右どちらの検索も可能で、エラー処理も簡単、構文も直感的です。今から新しく覚えるならXLOOKUP一択です!
XLOOKUPの基本と実例(おすすめ)
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
引数 | 説明 | 具体例 |
---|---|---|
検索値 | 検索する値 | A2 |
検索範囲 | 検索対象の列 | $B$2:$B$100 |
戻り範囲 | 取得したい値の列 | $D$2:$D$100 |
見つからない場合 | エラー時の表示(任意) | “該当なし” |
実践例:XLOOKUPで単価取得
=XLOOKUP(A2, $B$2:$B$100, $D$2:$D$100, "該当なし", 0, 1)
- 左右どちらの列でも検索可能(VLOOKUPの制限なし)
- エラー時に「該当なし」など好きな値を表示できる
- 完全一致・近似一致も柔軟に指定できる
- 戻り範囲を直接指定できるので列番号不要
これからExcelを使うなら、XLOOKUPを標準にするのが断然おすすめです!
VLOOKUPの基本と実例(旧来の方法)
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])
引数 | 説明 | 具体例 |
---|---|---|
検索値 | 検索する値(例:商品コード) | A2 |
範囲 | 検索対象の表(絶対参照推奨) | $B$2:$E$100 |
列番号 | 戻り値の列番号(左端から数える) | 3 |
検索の型 | FALSE(完全一致)/TRUE(近似一致) | FALSE |
実践例:VLOOKUPで単価取得
=VLOOKUP(A2, $B$2:$E$100, 3, FALSE)
VLOOKUPは右方向検索しかできず、列の追加・削除で列番号がずれるなど、管理が大変です。
今後はXLOOKUPへの移行をおすすめします。
XLOOKUPとVLOOKUPの違い・比較表
機能 | VLOOKUP | XLOOKUP |
---|---|---|
検索方向 | 右のみ | 左右両方向 |
列番号指定 | 必要 | 不要(戻り範囲直接指定) |
エラー処理 | IFERRORと併用必要 | 引数内で処理可能 |
検索モード | 制限あり | 柔軟な指定可能 |
まとめ:XLOOKUPはVLOOKUPの進化版。今後はXLOOKUPを積極的に使いましょう!
Excel×サクラエディタ連携術
- Excelでデータ作成 → CSV出力
- サクラエディタで正規表現置換(例:
¥t
→,
) - 不要な文字列や改行コードを一括修正
- SQL文やJSON形式への変換も可能
ベストプラクティス
- 絶対参照:範囲指定に$を使用(例:$B$2:$B$100)
- テーブル化:範囲をテーブルに変換して管理しやすく
- 名前定義:頻繁に使う範囲に名前を付けて可読性向上
- エラーチェック:XLOOKUPの第4引数で処理
まとめ
- XLOOKUPはVLOOKUPよりも圧倒的に柔軟で使いやすい
- 左右どちらの列も検索でき、エラー処理も簡単
- Excelとサクラエディタの連携で作業効率倍増
- これからはXLOOKUPを標準関数として覚えましょう!
これらのテクニックをマスターすれば、設計書作成やテストデータ生成が格段に効率化します。
特にXLOOKUPは今後のExcel業務の標準です。ぜひ積極的に活用してください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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