システムエンジニア必須Excel術|XLOOKUPで効率アップ!VLOOKUPとの違いも解説

2025年5月8日

とてぃです。
システムエンジニアの業務で欠かせないExcelスキルの中でも、最新のXLOOKUP関数は、従来のVLOOKUPよりも圧倒的に便利でおすすめです。設計書作成やテストデータ生成など、日々の業務効率を劇的に向上させるXLOOKUPの使い方を中心に、VLOOKUPとの違いも解説します。

まずはXLOOKUPを使おう!

従来のVLOOKUPは右方向検索しかできず、列番号の指定やエラー処理も手間でした。
最新のXLOOKUPは左右どちらの検索も可能で、エラー処理も簡単、構文も直感的です。今から新しく覚えるならXLOOKUP一択です!

XLOOKUPの基本と実例(おすすめ)

=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
引数 説明 具体例
検索値 検索する値 A2
検索範囲 検索対象の列 $B$2:$B$100
戻り範囲 取得したい値の列 $D$2:$D$100
見つからない場合 エラー時の表示(任意) “該当なし”

実践例:XLOOKUPで単価取得

=XLOOKUP(A2, $B$2:$B$100, $D$2:$D$100, "該当なし", 0, 1)
  • 左右どちらの列でも検索可能(VLOOKUPの制限なし)
  • エラー時に「該当なし」など好きな値を表示できる
  • 完全一致・近似一致も柔軟に指定できる
  • 戻り範囲を直接指定できるので列番号不要

これからExcelを使うなら、XLOOKUPを標準にするのが断然おすすめです!

VLOOKUPの基本と実例(旧来の方法)

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])
引数 説明 具体例
検索値 検索する値(例:商品コード) A2
範囲 検索対象の表(絶対参照推奨) $B$2:$E$100
列番号 戻り値の列番号(左端から数える) 3
検索の型 FALSE(完全一致)/TRUE(近似一致) FALSE

実践例:VLOOKUPで単価取得

=VLOOKUP(A2, $B$2:$E$100, 3, FALSE)

VLOOKUPは右方向検索しかできず、列の追加・削除で列番号がずれるなど、管理が大変です。
今後はXLOOKUPへの移行をおすすめします。

XLOOKUPとVLOOKUPの違い・比較表

機能 VLOOKUP XLOOKUP
検索方向 右のみ 左右両方向
列番号指定 必要 不要(戻り範囲直接指定)
エラー処理 IFERRORと併用必要 引数内で処理可能
検索モード 制限あり 柔軟な指定可能

まとめ:XLOOKUPはVLOOKUPの進化版。今後はXLOOKUPを積極的に使いましょう!

Excel×サクラエディタ連携術

  • Excelでデータ作成 → CSV出力
  • サクラエディタで正規表現置換(例:¥t,
  • 不要な文字列や改行コードを一括修正
  • SQL文やJSON形式への変換も可能

ベストプラクティス

  • 絶対参照:範囲指定に$を使用(例:$B$2:$B$100)
  • テーブル化:範囲をテーブルに変換して管理しやすく
  • 名前定義:頻繁に使う範囲に名前を付けて可読性向上
  • エラーチェック:XLOOKUPの第4引数で処理

まとめ

  • XLOOKUPはVLOOKUPよりも圧倒的に柔軟で使いやすい
  • 左右どちらの列も検索でき、エラー処理も簡単
  • Excelとサクラエディタの連携で作業効率倍増
  • これからはXLOOKUPを標準関数として覚えましょう!

これらのテクニックをマスターすれば、設計書作成やテストデータ生成が格段に効率化します。
特にXLOOKUPは今後のExcel業務の標準です。ぜひ積極的に活用してください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

技術

Posted by xxoruioxx