【2025年度】curlコマンドをWindowsで使う方法|インストール・使い方・Linuxとの違い

2025年5月8日

とてぃです。本日は仕事でハマった「Windowsでcurlコマンドを使う方法」について解説します。

Windowsでcurlコマンドを使うには?

  • Windows 10/11ではcurlが標準搭載されています。コマンドプロンプトでcurl --versionと入力し、バージョン情報が表示されればすぐに利用可能です。
  • もし標準で使えない場合や最新版を使いたい場合は、公式サイトからWindows用のzipファイルをダウンロードし、解凍してbinフォルダ内のcurl.exeのパスを環境変数PATHに追加してください。

インストール手順(最新版を使いたい場合)

  • 公式サイト(curl.se/download.html)からWindows 64bit用のzipファイルをダウンロード
  • zipを解凍し、binフォルダのcurl.exeを任意の場所(例:C:\Program Files\curl\bin)に配置
  • システムの「環境変数」→「Path」にC:\Program Files\curl\binを追加
  • コマンドプロンプトを再起動し、curl --versionで動作確認

※環境変数の設定方法は「PC」右クリック→「プロパティ」→「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」編集→追加→OKです。

curlの基本的な使い方(Windows共通)

  • curl https://www.yahoo.co.jp/
    指定したURLにアクセスし、レスポンスを表示
  • curl -o filename.txt https://www.yahoo.co.jp/
    結果をファイルに保存
  • curl -I https://www.yahoo.co.jp/
    HTTPレスポンスヘッダだけを取得
  • curl -v https://www.yahoo.co.jp/
    詳細なやり取りを表示(デバッグ用)

APIやWebサービスの動作確認、ファイル取得、ヘッダーの確認など幅広く活用できます。

LinuxとWindowsでのcurlコマンドの違い(注意点)

Linuxでcurlを使っていた方がWindowsでハマりやすいポイント:

  • 文字列の囲み方が違う!
    Linuxではシングルクォーテーション(')で囲むことが多いですが、Windowsコマンドプロンプトではダブルクォーテーション(")で囲む必要があります

例:POSTリクエストでヘッダーを指定する場合

# Linuxの場合
curl -X POST -H 'Content-Type: application/json' -d '{"key":"value"}' https://example.com/api

# Windowsの場合
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"key\":\"value\"}" https://example.com/api

※Windowsでは、ダブルクォーテーション内でJSONなどを記述する場合、バックスラッシュ(\)でエスケープが必要な場合があります。

トラブルシューティング・補足

  • コマンドが「curlは内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」と表示される場合は、環境変数Pathが正しく設定されているか確認
  • コマンドプロンプトの文字コードが合わない場合は、chcp 65001(UTF-8)を実行してからcurlを使うと文字化け対策になります
  • curlのヘルプはcurl --helpまたはcurl --manualで表示できます

まとめ

  • Windows 10/11ではcurlが標準搭載、古い環境や最新版が必要な場合は公式サイトからダウンロード・Path設定
  • LinuxとWindowsではクォーテーションの使い方が異なるので注意
  • APIテストやWeb開発でcurlは非常に便利。トラブル時はPathや文字コードを確認

curlコマンドをWindowsでも活用して、効率的な開発・検証を行いましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

技術windows

Posted by xxoruioxx