【2025年度】curlコマンドをWindowsで使う方法|インストール・使い方・Linuxとの違い
とてぃです。本日は仕事でハマった「Windowsでcurlコマンドを使う方法」について解説します。
Windowsでcurlコマンドを使うには?
- Windows 10/11ではcurlが標準搭載されています。コマンドプロンプトで
curl --version
と入力し、バージョン情報が表示されればすぐに利用可能です。 - もし標準で使えない場合や最新版を使いたい場合は、公式サイトからWindows用のzipファイルをダウンロードし、解凍して
bin
フォルダ内のcurl.exe
のパスを環境変数PATHに追加してください。
インストール手順(最新版を使いたい場合)
- 公式サイト(curl.se/download.html)からWindows 64bit用のzipファイルをダウンロード
- zipを解凍し、
bin
フォルダのcurl.exe
を任意の場所(例:C:\Program Files\curl\bin
)に配置 - システムの「環境変数」→「Path」に
C:\Program Files\curl\bin
を追加 - コマンドプロンプトを再起動し、
curl --version
で動作確認
※環境変数の設定方法は「PC」右クリック→「プロパティ」→「システムの詳細設定」→「環境変数」→「Path」編集→追加→OKです。
curlの基本的な使い方(Windows共通)
curl https://www.yahoo.co.jp/
指定したURLにアクセスし、レスポンスを表示curl -o filename.txt https://www.yahoo.co.jp/
結果をファイルに保存curl -I https://www.yahoo.co.jp/
HTTPレスポンスヘッダだけを取得curl -v https://www.yahoo.co.jp/
詳細なやり取りを表示(デバッグ用)
APIやWebサービスの動作確認、ファイル取得、ヘッダーの確認など幅広く活用できます。
LinuxとWindowsでのcurlコマンドの違い(注意点)
Linuxでcurlを使っていた方がWindowsでハマりやすいポイント:
- 文字列の囲み方が違う!
Linuxではシングルクォーテーション('
)で囲むことが多いですが、Windowsコマンドプロンプトではダブルクォーテーション("
)で囲む必要があります。
例:POSTリクエストでヘッダーを指定する場合
# Linuxの場合
curl -X POST -H 'Content-Type: application/json' -d '{"key":"value"}' https://example.com/api
# Windowsの場合
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d "{\"key\":\"value\"}" https://example.com/api
※Windowsでは、ダブルクォーテーション内でJSONなどを記述する場合、バックスラッシュ(\
)でエスケープが必要な場合があります。
トラブルシューティング・補足
- コマンドが「curlは内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」と表示される場合は、環境変数Pathが正しく設定されているか確認
- コマンドプロンプトの文字コードが合わない場合は、
chcp 65001
(UTF-8)を実行してからcurlを使うと文字化け対策になります - curlのヘルプは
curl --help
またはcurl --manual
で表示できます
まとめ
- Windows 10/11ではcurlが標準搭載、古い環境や最新版が必要な場合は公式サイトからダウンロード・Path設定
- LinuxとWindowsではクォーテーションの使い方が異なるので注意
- APIテストやWeb開発でcurlは非常に便利。トラブル時はPathや文字コードを確認
curlコマンドをWindowsでも活用して、効率的な開発・検証を行いましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません